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新聞ちぎり絵? 今年の2月、ここ下和泉地区センター(ケアプラザと共催)でのスプリングフェスティバルを取材した際に目に付いた。一度制作現場を・・・ということで、第2木曜日の6月13日、お邪魔した。もっとワイワイがやがやを想像したが、なかなか厳粛な雰囲気だ。
先生は鹿野芳子さん(中田東在住)。昨年この新聞ちぎり絵で、かながわシニア美術展・神奈川県社会福祉協議会賞を受賞。このちぎり絵グループ「錦」はメンバー14人で、今日は12人が参加。年齢は〜85歳くらいまでの女性。「保土ヶ谷区に移転したが、グループがなく、ちよっと不便だけど楽しいので・・」という方も。
使うものは、古新聞紙とのり・はさみ・ピンセット・色紙、それに大事な指先。それだけ?あとは各々の発想力。「新聞紙の軟らかさ・広告の多様さに、奥行きの深さを感じます。自分の中に小さな宇宙ができ、自分だけの世界に入れます」(鹿野先生)。 たしかにメンバーの方も、「自分だけの時間に没頭できるし、他のすべてを忘れられます」「作品の良し悪しは関係ありません。自分の気持ちを出せるのですよ」云々。
一息入れたときに、先月の作品をみんなで語っていた。「B型だから・・細かいところは、どうも・・」「○○さんは、いつも明るいね」など、サインを見なくても作者が分かるそうだ。
今日の教材は、先生の作品「クリスマスローズ」。「いまどきクリスマス?」 ここでも元気な意見が飛び交う。5月頃が花期らしい。各自、新聞広告の一部を、指先で千切る。はさみやカッターを使わず、指先の優しさを生かす。あの山下清もそうだったなあ・・・。美空ひばりのカラー写真。あれっ?ひばりのイヤリング部分に穴があいているけど?「はい、そこだけ使いました」に、爆笑! 鹿野先生は、「下絵は描きません。描けば個性が出ません」と毅然として説明。子供は発想が早く多いが、シニアになるとゆっくり、じっくりとした作品になる。今日の作品は、来月の会合に持参する。「家にある新聞紙を使おう」という方もいる。 ご家族の協力・意見は?「ありません(笑い)」「主人が色紙を買ってきてくれます(拍手)!」 そのうちに、カラー広告がこんなに活き活きと生き返るのか!と、びっくりしますよ! 楽しい2時間でしたね。(M/I)
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