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異国の地での泣き笑い奮闘記
元一等書記官・領事 西端国輝氏が講演
〜 生涯学習グループ 『波紋』 のプログラム 〜


 領事の仕事は、大使と違って国を代表しての交渉事はないが、戸籍関連、難民認定、ビザ発給、日本人学校の運営のほか、邦人の身体保護など非常に多岐に亘る。またその国により対応の仕方、内容も違ってくる。また、在留邦人の方たちに助けられることが多く、感謝している、と語るのはインドのムンバイ、コルカタ、米国ポートランド、豪州大使館で領事を歴任してきた元外交官の西端(にしべり)国輝氏

 この会は、生涯学習グループ 『波紋』(代表・中島忠明氏)が2月度の学習プログラムとして、2月7日泉区公会堂で行われたもの。

 ムンバイのゴルフ場での猛毒を持つ蛇対策としての血清持参や草刈鎌の提供、盗難対策で警察署長への監視員派遣依頼、安全対策で警察からの情報を元にスクール・バス・ルートの調整、急病人の病院手配や帰国のための特別配慮などなど、本来業務外の生々しい話もふくめ体験を元に話してくれた。

 西端氏は、その体験を纏め「まじめ領事の泣き笑い事件帖」として、昨年12月に文芸社から出版、現在全国の主要書店で販売されている。外務省もこれを領事の研修用の参考資料として使用しているとのこと。
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