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安全・安心の食の供給を目指して 地域に密着した泉区の農業 |
〜 生涯学習グループ 『波紋』 のプログラム 〜 |
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講演する矢沢定則氏 |
「農産物の生産者・人の顔が見える仕組みづくりを目指したい。」と語るのは、JA横浜営農部の矢沢定則部長。泉区における農業は、東京・横浜という大都市を控え、都市近郊農業として発達してきたが、いまや、野菜、果樹、米、花、植木、畜産と、あらゆる農業形態が見られ、近年は直売など、ますます地域に密着した農業への志向が強くなっている、とのこと。この会は、生涯学習グループ「波紋」の5月度学習プログラムとして、5月10日(水)午後、泉区公会堂の会議室で行われた。
神奈川県で最大の農産地である横浜の中でも、最大の農業生産地区である泉区の農業は、大消費地が間近にあるというメリットを生かし、過去から伝統的に消費者の声を取り入れ、室の温室栽培など、先端的な取り込みがなされてきた。農薬を使わない努力や消費者の信頼を得るための栽培記録など裏づけのある信頼関係作りに日夜努めている、という。
また、農業における高齢化も全国的なものではあるが、団塊の世代の退職時期を迎え、農業へのリターンも期待できるのではとの意見であった。
食という身近なことでもあり、参加者からは、遺伝子組み換え問題、学校給食、輸入品との価格問題など、活発な意見交換がなされていた。